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長崎の某大学にiPhoneアプリ講師として出張。プログラム未経験者がつまづきやすいポイントなど。

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昨年の12月30日、仕事納めのこの日、長崎にある某大学の研究室にiPhoneアプリ講師として出張してきました。

これまでの講習では、主にプログラム経験者に対して教えることが多かったのですが、今回は全くのプログラム未経験者。そして時間は1日という限られた時間の中、サンプルアプリを作るところまで進みました。

自分たちで開発するわけではない

今回いつもと違ったのは、教える相手がプログラマーではないということだけじゃなく、加えて自らがアプリを開発するわけではない。ということでした。

とある研究内容をアプリを使って、一般の方にも広めたい。アプリの開発は制作会社に依頼するが、依頼する前に市場や、どんなことが出来るのか、費用がかかるのか、知りたいということでした。

そのため、半分はアプリについてのお話や質疑応答の時間になり、あと半分は簡単なサンプルアプリを教えることにしました。

プログラム初心者がつまづきやすいポイント

メソッド

メソッドと呼ばれる関数を作り、このメソッドの中に動かしたいプログラムを記述します。このメソッドには引数というものがあり、メソッドの中に値を渡すことができます。

このメソッドの記述方法が最初は慣れないので、プログラム自体が難しく見えがちです。これは書式を覚えることで、理解できるようになります。あと、Objective-Cは予め用意されているメソッドの文字が長いため、難しく見える要因になっていると思います。

フレームワーク

Xcodeで動画や音声など、シーンに応じて必要なフレームワークを追加することで、便利なメソッドが使えるようになります。しかし最初は、どんな時にどんなフレームワークが必要なのか覚えれません。

これはぶっちゃけ最初から覚えきれません。フレームワーク一覧を全てざっと見て頭の片隅に入れておいて、必要な時に調べる程度でいいと思います。

部品や画面との接続

画面やボタン等のパーツをStoryBoard上に配置して、.hファイルに名前やアクションを宣言して接続することで使えるようになります。ここが最初に理解しづらく、なぜ接続しないといけないのかということだったり、付け忘れが多いです。

諸手続きが長い

まず、デベロッパー登録や実機で動かすためにプロビジョニングファイルを作りますが、この手続きの手順が分かりにくいため、時間がかかることが多いようです。また、内容が頻繁に変わるため、昔の情報しか出てこなかったり、情報が基本英語なので、余計にわかりづらいことに…。

いずれにせよ、やっぱり「慣れ」が必要で、Xcodeを触っている時間を長くすることが上達の早道です。

はじめてアプリを動かした時のうれしさ


全くプログラム経験がないため、一つ一つの説明には考えさせられました。いつも使っている言葉が、実はひとつひとつ説明しないと分からないことだったり、分かりやすく例で教えたり、噛み砕いて伝わるように教えるのは難しかったです。勉強になりました。

遠方の場合、Skypeの画面共有機能を使って教えることもありますが、今回のような場合は顔を見ながらじゃないと、本当に理解されているかどうか分かりません。

そしてゆっくりと疑問を解消しながら、ようやくサンプルアプリを作るところまで進みました。ボタンを置いて、ボタンを押すとWebサイトが開く。ボタンを押すと音がなる。といったすごく簡単なサンプルアプリ。

最初にアプリを自分たちで作って、動かせた時の嬉しそうな顔は忘れられません。やっぱり、プログラムを記述して意図通りに動かせる瞬間がプログラムの一番楽しいところだと思いました。

最後に長崎の路面電車


私は長崎出身なのですが、長崎とはいっても五島列島という離島出身です。なので、実は長崎にもあまり行ったことがなくて、そんなに詳しくもありません。路面電車も乗ったのはこれで2回目です。レトロで、とってもいい感じでした。


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